〈探検!れきしかん(4)〉 格天井
2019.04.21皆さんこんにちは!
私たち港区立郷土歴史館のあるこの建物は、昭和13年に設立した機関「公衆衛生院」のために建設されたものです。この建物では、建設当初の部材など、魅力ある歴史や先達の想いを随所に見ることができます。
前回ご紹介したこの写真。よく見ると梁に四角の穴が見えます。これは、6階中央ホールにある格天井(ごうてんじょう)の「跡」です。もともとこの天井には角材が格子形に組まれていました。
この格天井の「跡」のほかに、館内では多くの場所で実際の格天井を見ることができます。こうしたところにも、この建物を設計した内田祥三のを意図を感じることができるのではないでしょうか。
↑2階中央ホール
↑旧講堂
↑2階廊下
ところで、内田祥三といえば建築家であると共に建築学者でもありました。館内では建築学者 内田祥三ならではと言えるところも見ることができます。
その場所とは...次回に続きます!