工芸技術 江戸表具
- 所在地
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1) 白金台2
2) 三田2
3) 芝1
- 所有者
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1) 鈴木正一
2) 伊藤良雄
3) 湯山富士雄
- 概要
- 工芸技術 江戸表具 平成24.10.24認定
- 公開状況
- 作業場の見学はできません
日本に仏教が伝来し、仏典・仏画などがもたらされました。これら仏典や仏画などを保存管理するために修復技術者である「経師」が生まれました。室町時代に入ると日本独特の書院造りや茶室を中心とする建築文化が発達しました。日本建築は「木」と「紙」と言われており、「紙」の分野で「経師」の活躍分野が拡大し、独立して「表具師」と呼ばれるようになりました。近世になると「表具師」の活躍範囲はさらに広がりました。特に江戸の町では「江戸好み」の洗練された「渋味」が好まれ、その理念を背景とする「江戸表具」が確立しています。しかし、「京表具」の伝統的技術を踏襲し、「糊」にこだわりを持ち続けています。明治以降現在に至る生活全般が西洋化しているために、この伝統的技術は極度に減少していますが、港区にはこの技術を体得した方が数人おられます。特色のあるこの伝統的技術の保護が望まれています。
この伝統的な「江戸表具」の理念と技術を保持されている方として、上記の3名を認定します。
※「装こう堂」の「こう」は、さんずいに黄